創建は不詳ですが、新羅三郎義光が後三年の役に向かう途中、当社にて戦勝祈願をなされました。戦に勝利した義光は帰途、再び当社に奉斎し社殿を改築・武具の奉献をしたと伝えられています。
現在の本殿は義光の子孫である佐竹氏が改築したもので、嘉永7年(1854)から明治8年(1875)まで20余年の歳月を要し竣工を迎えました。向拝柱の『昇り龍・降り龍』を中心に大小数多くの彫刻が随所に見られます。
また当社は酉の市発祥の社としても知られており、応永年間(1394~1428)の頃より、御祭神日本武尊の命日とされる11月酉の日に行われていた神恩感謝の祭に合わせて門前市が開かれるようになり、「とのまち」「とりのまち」と称され、農耕具などが売られていたことが起源とされております。写真の幟旗は昭和30年代頃まで立てられていたもので高さは20m以上にもなり、千住の町からでも旗を見ることが出来たと言われています。
【公式HP】https://ootori-jinja.or.jp
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