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東京神社今昔散歩

第38回 『小石川大神宮』

『小石川大神宮』文京区小石川鎮座

小石川大神宮は昭和41年3月7日、当時伊勢神宮崇敬者総代であった、佐佐木勝造翁の熱烈な起請により、伊勢神宮より皇大神宮の「別大麻」たる「特別御神璽(おほみしるし)」を奉載し、創立した神社であります。

この「別大麻」の授与は特例に属するもので、海外公民団などから「天照大神を奉斎して永久に敬神の誠を捧げんために神受の申請があったとき、詮議の上大宮司の決済により授与される」定めとされ、かつて官幣大社樺太神社等がこの手続きをもって創立されています。

小石川大神宮はまさにこの手続きによって創立された神社で、伊勢神宮の分神たる由緒をもち、神宮側からは「遙宮(とうのみや)」と呼びなされています。

創立以来50余年を経過し、周辺環境の変化、また大神の御鎮座される社殿にも補修すべき箇所が多々生じ、新しい御敷地に新社殿御造営の運びとなり、平成30年8月25日に御神体を仮殿へと移し、令和3年5月7日に無事、新社殿に遷座しました。

造営された新社殿は造材の一部に伊勢の神宮の御用材を用いており、また神宮の別宮と同じ様式で建てられています。そのため、東京で神宮を感じることができ、まさに「伊勢の遙宮」にふさわしい佇まいとなっています。

【公式HP】http://www.koishikawadaijingu.jp/

お近くにお越しの際は是非お参り下さい。

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